HUB-IBARAKI ART PROJECT 2025|出張授業レポート
HUB-IBARAKI ART PROJECTでは、2025年度より地域とさらに広がりをもって交流していくことを目的に「地域連携プログラム」を開始しました。2025年招へいアーティスト・尾角典子さんのワークショップ「言葉のかけらでつくる新しい景色」を開催!
先日の茨木市立彩都西中学校、大阪府立茨木高等学校での実施に続き、9月17日(水)には茨木市北部に位置する忍頂寺小学校の1年生から6年生までの全校児童20名が参加。始まりの挨拶から元気いっぱいな返事が返ってきて、あたたかい雰囲気の中スタートしました。
前回の中学校での活動の様子はこちらからご覧ください。
地域連携プログラム 第1回レポート(彩都西中学校)
地域連携プログラム 第2回レポート(大阪府立茨木高等学校)
まずは、尾角さんがこれまでに制作したミュージックビデオを含む映像の4作品を紹介。ポップな音楽とともに、作品内に登場する棚に目をつけたキャラクターから”コラージュ”の面白さを伝えながら、今回のワークショップ内容について話していきました。
言葉の収穫では、会場の図書室から出て、その階の廊下をぐるりと散策。見つけたもの、感じたものを1枚の紙に書き取っていきました。ワークショップ後半では、5人1グループとなり、集めた言葉を切り取りつつ、他の子が集めた言葉も組み合わせて作品制作をしていきます。
「さびてる ザビエル わら わら わら」「私たちをみている テレビ」
など、小学校ならではの言葉の景色が✨ あるグループでは、絵も貼り合わせたりして彩り豊かな表現が揃いました。
中学、高校に続く、今回の小学校での取り組みは、より伸びやかに表現も増えて3校それぞれに異なる作品が生まれました。終了後には、「今日の宿題は絵を描くことにしよう!」と先生に話す子も。
アーティストの制作プロセスを体験することにより、誰かと共に制作することや創造すること等の現代アートならではの面白さに触れてくれたようです。
春から丁寧に調整してくださった校長先生、そして素直で元気いっぱいな子どもたちにはありがとうございました。






撮影:加藤菜々子

